かくれんぼ

「ハロー 出会えて良かった」と

君は確かに笑ったんだ

その手に触れたくても

僕は怯えてはまた赤面症

 

感傷的な感情に酔う

右手は震えてるままで

繋がりを欲しがってるくせに

何故かいつも逃げ出したくなる

 

やけに明るい誰かの明かり

暗闇の中で眩しく浮かぶ

かくれんぼしよう 内緒の場所で

見つかりたいのに息を潜める

 

「バイバイ もう会う事は無い」

嫌われては離れちゃうんだ

作り笑いは得意だから

涙の音は聞かれぬ様に

 

この感覚は鈍くなってく

日々を重ねる程にひどく

「どうでも良い」なんて吐き捨てる

それを必死に守ってきたのに

 

逃げ道を造って

結局泣いて走る

触れたくて仕方無い

結局変わらぬこの性分

 

白状し給え。

え?誰の真似なの?

 

やけに明るい誰かの明かり

逃げ出したくなるくらい優しい

手を振られて どっちでも良いと

この右手を振り返したいな

 

やけに明るい紺色の夜

真っ白な月が真上に浮かぶ

かくれんぼはもう終わりにしよう

隠れられない事に気付いてる

 

見つかりたい

見つけてよ

逃げも隠れもしないよ