恒星と衛星、君と僕

太陽と月の話 君と僕の話
東から西へ昇る 月は追い掛ける

夜さえも照らせない
僕を笑ってくれた

朝焼けと君の声 昇って沈む太陽
繰り返しだって良い また明日も見たいと思った
宵闇に君の唄 灯りをくれた
撫でる様に 包む様に 照らす

夜に吊るされ 星に囲まれて
無音の中で迷子になった
朝を探して 冷たい雨が降っても
変わらず笑っていてくれた
太陽の唄が夜に溶けた

帰り道 君を見送って 確かめる様に手を振った
東から西へ沈む 円に終わりは無い

太陽と月の話 次は月が唄う
ありきたりだって良い 夜が明けて朝が来る様に
君と僕の話 例えばの話
こうやって続くのも良いと思った